紀三井寺は、今からおよそ1250年前昔、奈良朝時代、光仁天皇の宝亀元年(AD770)、唐僧・為光上人によって開基された霊刹です。
さらに詳細は→紀三井寺ヒストリー
拝観料 200円
日本名水百選「三井水」Sanseisui
紀州にある、三つの井戸のあるお寺。紀三井寺は、日本名水百選「三井水」を抜きにして語れません。1250年の寺名の由来ともなった三井水は、今も名草山の懐に抱かれ、滾々と絶えることなく湧き出しています。この由緒ある紀三井寺三井水(北より清浄水・楊柳水・吉祥水)は、昭和60年、環境庁が発表した「名水百選」に選ばれています。開山為光上人が寺を開いて間もなく、大般若経六百巻を写経し終った時、上人の前に竜宮の乙姫が現れ、上人に竜宮での説法を乞うて中ノ瀧 清浄水に没したとあります。
紀三井寺より
「紀伊国名迹志」・「紀伊国名所図絵」・「紀伊続風土記」等にも三井水について詳細に述べられており、また紀州初代藩主徳川頼宣公が慶安3年(1650)三井水を整備されたことが知られています。
わけても中央清浄水は、古来名泉中の名水として、茶の湯、お華の水、墨の水に又酒、味噌、醤油等の醸造家はひそかにこの霊水を汲みて仕込みに混じ、観音様のご冥護を祈念して来たと伝えられています。
楼門前にはコインパーキングや、喫茶店などお店が並んでいますが、午前8時だったのでまだシャッターが下りていました。
清浄水
楼門をくぐって、すぐ右側に、このような水汲み場所があります。一見 水道水の蛇口でしか思えないのですが、『清浄水』だそうです。
そして、書かれているように、「・・・当分引用を避けてください。」とのことだったので、
清浄水は持ち帰るのは諦めました。
その昔、開山為光上人が紀三井寺開創の頃、上人の前に忽然として出現した美女が、身を投じて龍に化身したと伝えられるのがこの清浄水の井水です
詳細は→紀三井寺
楼門から少し階段を登った右側に、『清浄水』の原水があります。
楊柳水
この水を飲む人々を病から救って下さるというありがたい水として喜ばれてきた南の滝・楊柳水
詳細は→紀三井寺へ
そのままで飲むのは控えてくださいね。
吉祥水
「吉祥水」は昭和初期、附近に土砂崩壊が起り、その後も相次ぐ崩壊により水筋も変り、水桶等施設も理没して荒廃し、境界も定かならぬ有様となりました。
詳細は→紀三井寺へ
『吉祥水』絶え間なく水が出ていました。